サイロ化した情報を「経営の武器」に変える知財戦略DX | 導入事例 | Aidemy Solutions">
多くの企業にとって、特許をはじめとする知的財産は競争力の源泉です。しかし、それらの情報がサイロ化(部署ごとに孤立)し、全社で横断的に活用できていないケースは少なくありません。
それが原因で「自社や競合の特許情報がバラバラに保管され、経営戦略に活かせていない」、また「データを活用したくても、それを扱うための統合的な基盤も、専門人材も不足している」とお悩みの方も多いでしょう。
今回ご紹介するのは、総合化学メーカー様が抱えていたこの課題に対し、Aidemy Solutionsが知的財産データベースの構築から内製化のための人材育成までを伴走支援したプロジェクトです。点在していた情報をいかにして「見える化」し、経営戦略に資する土台を築き上げたのか。その具体的なステップをご覧ください。
全社戦略の策定を担うこの総合化学メーカーの企画部門では、以下の課題を抱えていました。
この状況を打開し、特許情報や研究情報を戦略的に利活用することを目指し、本プロジェクトがスタートしました。
プロジェクトは合計7か月。単にシステムを納品するだけでなく、お客様自身が将来的に運用・改善していける体制を築くために、フェーズ1として「PoC開発(データベース構築)」(3か月)、フェーズ2として「本格開発および人材育成」(4か月)の2つのフェーズで進行しました。
プロジェクトメンバーは、お客様からはプロジェクトマネージャー、DX担当者、事業部担当者、Aidemy Solutionsからはプロジェクトマネージャー、エンジニアが参画しました。
最初の3か月は、PoC(Proof of Concept、概念実証)として、早期にプロトタイプのデータベースを開発しました。
まず、現状のデータ管理における課題を整理し、経営層が最終的にどのような形で情報を可視化したいか、という「あるべき姿」を定義 。そのイメージを共有しながら、実際に動くプロトタイプを作成し、ユーザーからのフィードバックを受けて修正を繰り返すことで、完成度を高めていきました。
このようなアプローチにより、手戻りを防ぎながら、本当に必要な要件を固めていきました。
次の4か月で、PoCで固めた仕様をもとに本格的なシステム開発を行いました。
しかし、本フェーズの最大の特徴は、内製化を目的とした人材育成サポートです。アイデミーのエンジニアがお客様の担当者とペアプログラミングを実施。実際の開発作業を通じて、システムの構造や注意点、改修のポイントなどを丁寧にレクチャーしました。
このような取り組みによって、納品後もお客様自身の手でシステムを運用・改善していける体制の構築を目指しました。
本プロジェクトを通じて、お客様は以下の成果を得ました。
本事例は、企業の競争力を左右する知的財産情報を活用するためには、単にシステムを導入するだけでなく、「あるべき姿」の定義から、プロトタイピングによる迅速な仮説検証、そして内製化を見据えた人材育成までを一貫して行うことの重要性を示しています。
「社内に眠るデータを経営に活かしたい」「DXを推進したいが、何から手をつければいいか分からない」といった課題をお持ちでしたら、ぜひAidemy Solutionsにご相談ください。戦略的なデータ活用基盤の構築から、それを担う人材の育成まで、ワンストップでご支援します。
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